セルフホワイトニング

歯の表面に付着したプラーク1mg の中に細菌が約33～10 億います。そして細菌は食べ物に含まれる「糖」を分解して酸を作ります。
その酸が歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。
このように食事のたびに歯を溶かす「脱灰」が起きますが、
唾液はその逆の「再石灰化」という作用でエナメル質を復元します。

歯質・細菌・糖分 この３つの要素が重なる 時間 が長いほど虫歯になりやすくなります。寝ている間に菌が増殖しやすいので就寝前後が特に大事です。再石灰化には時間がかかるので、歯みがき直後の間食を制限するなど再石灰化の作用が働く時間を確保し、プラークを除去することが大切です。唾液が出るように食事の際はよく噛むことも歯には良いことです。

歯を失う原因の第1位は歯周病です。2位に虫歯が続きます。
歯周病は歯周病菌による口内の感染症で、大人の約8割がかかっています。虫歯と違い痛みを伴わないので知らないうちに症状が進行します。
定期的に歯科へ健診に行き、歯石除去など歯のクリーニングを行いましょう。

虫歯や歯周病の結果、抜歯になります。日々のケアが必要です。
歯茎が下がることに関して驚かれるのが「歯茎が下がると一緒に、歯茎の下の骨も溶けている」という事です。

毎日のオーラルケアで歯ブラシしか使っていないとしたら汚れの4割は口の中に残ったままになっています。実は、日本人の8割が歯周病なのはこの残った汚れが原因なのです。また、歯の着色や口臭の原因にもなっています。これを防ぐために、デンタルフロスは必ず使いましょう。

全く関係のないようにみえる「心不全」や「脳卒中」などの重い病気は実は虫歯や歯周病が原因の一つだということがわかってきました。
ドミノが倒れる前にオーラルケアをしっかり行いましょう。

セルフホワイトニングは時短で手軽、安全、ケア効果が高いのでまだやったことがない方でも始めやすく継続しやすいです。一部の芸能人やセレブだけの特別なものだったホワイトニングが最近ではテレビや雑誌、SNS などで多く取り上げられてきたことで、エステやネイルと同様に美容の選択肢として歯に意識を向ける方が増えています。

ヘアサロンやエステ、ネイル、脱毛など日本人の美容に対する意識はますます高まってきています。そして次に注目されているのは「歯」です。オーラルケアに意識を向ける方がこれからますます増えていくことでまた一つ日本人の美と健康が向上することでしょう。